(名鑑WEB編集部の徒然日記)

「天衣无縫」

少し大きめの関房印。
天衣无縫とは、天女の羽衣は縫い目が無いから転じて、
一部の隙も無い完璧、また自然でわざとらしくないという意味です。
右は日本画家渥美芙峰の印ですが、書体も見事です。
最近はテレビや音楽、美術にさへ、わざとらしいものが多い中、
この言葉を再認識していたいですね。
「象之印」

膨大な印章を一つ一つ掲載作業をしていると、辛い時もあります。
漢字ばかりで眠くなる時もあります。しかしそんな中で、ポッと抽象的な印があると、
少し気も和らぐんですね。
今日はその中でもゾウの絵入りの印を取り上げてみます。
左は有名な4作家それぞれの象の印です。みんな洒落てます。他に堂本印象森 狙仙も有名です。
良い作品にこんな洒落た印があれば、愛着もひとしおです。



名鑑WEBを発足することになり、その間毎日膨大な資料と過去に取り扱った作品などを照らし
その途方もない作業に何度も躊躇したり、読者(会員)様からのご意見や励ましなどにより、
最近はようやく落ち着いてきました。
左の印は池田桂仙氏の印です。作品の右上に押される関房印(最近では遊印でも良い)という印で
個別好きな言葉(漢詩)を使用します。
バランス字体とてもきれいで見ていて心が洗われる思いで個人的に気に入っています。
漢詩の「心静興長」を引用した印。こころしずかなればきょうながし、、。
心が静かであれば興趣も長く深いものである。という意味です。
最近はとにかく1日が短く、せせこましい現代社会の中で、ふっとこの印を見て自分も心落ち着かせてみたいと
思うこの頃です。

また検索作業などで自分のお気に入りの印を見つけてみるのもおもしろいと思います。(M)

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